2004/8/19(Thu)
台風直撃・・・ましゅまろへ避難するぞぉ
 
上士幌KY〜帯広〜足寄〜オンネトー〜阿寒湖〜弟子屈(ましゅまろ)

 来ちゃいましたね、台風。で、天気の良い内に安全圏まで逃げましょう。ま、摩周湖アタリは連泊の予定でしたから一応、予定通りって事で。道を間違えたり、チョイトラブルもありましたが・・・


 キャンプの朝は早い、ってか、最初目が覚めたら0時30分、また寝た。次は4時30分、でまた寝た。でも寝られず、5時起床。他のライダーも徐々に起きつつある。ん〜みんな早いのね・・・

 トイレに行き到着時はよく解らなかったキャンプ場内を散策。綺麗なトイレと大きな流し。全面芝生の気持ちの良いキャンプ場です。コレが無料だからハッキリ言ってスゴイッス。

 よっしーは6時過ぎに起床。朝のコーヒーと昨日買ったイカめしを温め朝ご飯。うん、完璧!何だかキャンプしてるぞってな感じです。そうして自分に酔いしれて居るとトイレから帰ってきたよっしーが走って「スゴイ!スゴイ!!」を連発。何?と思って行ってみるとソコには巨大な気球が・・・そう、何か朝早くから「ゴォー」って焼却炉でゴミを燃やすような音がしてたんですが(よっしーはハーレーがエンジンかからなくなってると思ったらしいです)コレが原因だったのです。

 写真〜と思ったのですがチト遅く、どうも風があまり無いらしく、そう、その時に合ったライダーに聞いたんですが、気球は風任せだから風が少し無いとそのまま上に上がって景色が変わらないらしく、で、素朴な疑問、帰りはどうするのか・・・ですがココは牧場が多いので何処でも降りられ、車で迎えに行くらしいです。ん〜凄く贅沢な遊びです〜

それでも頑張って飛んでました。真上に(爆)

イカ飯、朝からヘビーです。
 しばらく気球を眺めつつ、一旦テントに戻ってイカめしを食べ、今日の予定を考える。台風が気になるところ…最近は携帯から天気が見られるのでホント便利ですねぇ〜今のところ快晴。でも夜には天気も崩れるらしい。

 出発準備していると人なつっこそうなおじさんが声を掛けてくる。

「おぉ、三河ですか・・・」
「はい、刈谷です。」
「そうなんだ…自分は知立なんだよ〜」

と。異国の地で同郷人に出会う幸せ。思わずいろいろ話し込んでしまいました。その方は谷さんと言われ、ハーレーでずーっと旅をしているとのこと。あちこちの情報を聞きつつ、富良野での宿を紹介していただいた。そう、後に出てきますが「ログ由縁(ゆかり)」です。谷さんありがとうございました。凄く良くてつい連泊してしまいました。

 素敵な出会いに何となく後ろ髪引かれる思いで出発。朝一の六花亭を目指します。もう迷いません。すんなり開店前に到着。

 店の前にはすでにバイクが二台。皆さん朝一サクサクパイをゲットしようって考えです。オイラはルートを考えよっしーと地図を眺めながらふと時計を見ると9時10分、ん?あれ?オープンしてる・・・ま、朝から売り切れは無いだろうって考えてのんびりな訳ですが、店内にはもう既に10数人のお客が。目指すはサクサクパイ!そしてありました。念願のサクサクパイです。白いお皿にデーンと鎮座されております。取りあえず二個買って一個ずつ食べ、恒例ですが「ん〜んまぁ〜い!」思わずお代わりしちゃいました。

よい子はマネしないでね。六花亭前の鹿さんにて
 サクサクパイに別れを告げ、今日の目的地、弟子屈へ向かいます。北海道では高速なんか必要ない!って意見もありますが、ま、ココは利用しときましょう。音更帯広から足寄まで900円。ここで給油を済ませ阿寒湖方面R241へ向かうつもりがR242へ。

 しばらく走って間違いに気づき、戻ろうかどうしようか、またUターンはよっしーには酷です。で、地図を見ながらこれだぁ!「愛冠(あいかっぷ)」何という愛らしい地名でしょう。しかも地図には「愛の泉」なる物が・・・これだぁ!で、愛の泉へ。
 うーん気持ちよい。ま、愛冠の駅の脇にある湧き水なのですがなかなか気持ちの良い場所です。ちょうど電車が通過するんで記念撮影。北海道ってこうした何気ないトコが良いんですよね〜人も居ないし。のーんびり。

 愛冠を後に(やっぱUターンでしたが(苦笑))そのままR242を走り途中からD621へ。ここも気持ちの良いワインディングでしたねぇ。で、やっとR241へ。次の目的地、オンネトーももうすぐです。

 さて、お手元にツーリングマップル2004.4月発売号がある方は見ていただきたいのですがP35です。P35の右側を裏に折り返して、先ほどのD621ありますね。R241へ出てすぐ信号がありまして、ソコに「オンネトー→」って看板が出るんです。そう、D664ですね。コレがまた良い道なんです。ハッキリ言って快走路!景色も良いし何かR241なんか目じゃない位なんです。で、先ほどの「P35の右側を裏に折り返して」がミソなんです。オイラもその状態でタンクバックに入れてたんですが、しばらく走っていきなりダート!!!なぬぅ〜・・・・ま、工事か何かだろう・・・と最初は思ってたんです。ところが・・・・

 徐々に深くなる山。段々ダートが深くなる・・・そして、登り下りのクネクネのダァ〜トォ〜後ろを走るよっしーは完全に固まってます。そう、もうバイクの上で(ヤマちゃんの言葉を借りるとするならば)「即身成仏」です(核爆)

 で、5kmくらい走り、お、駐車場だ!と思って取りあえず入り、「スゴイダートだったねぇ〜」とかイイながらこの先どれほどダートが続くのか・・・完全に緊張しまくってたよっしーを何とかしてリラックスさせようとP35の裏側を地図を見たら「ジャリダート5km」。ちなみにココは?そう、オンネトー湯の滝の駐車場だったのです。っつーか、最初にD664へ入ったときに確認すれば良かったんです。ごめんねよっしー。でも頑張った!(と言いながらオイラも荷物満載でチト辛かったですが…)

ダートの後の記念撮影、よっしー立ちつくす・・・

オンネトー湖にて、綺麗な湖です。

 トンだハプニングで完全に体力を消耗してしまったので湯の滝まで歩く力も無く。取りあえずオンネトー湖へ向かう。もうダートはありません。てか、コッチからこればスンナリ・・・・です。バスも来てるし(涙)

 ですがあんなに苦労してココまで来た甲斐がありました。そりゃ神秘の湖オンネトーです。阿寒富士の雄大な景色をバックにエメラルドブルーに光る湖。自然の神秘を感じますね〜ここは多分昔からこんな景色だったんでしょうね。手が入ってない自然を感じます。

こちらが阿寒富士。美しい山ですね。

 さて、長い休憩になりましたが次は阿寒湖へ向かいます。阿寒湖と言えアイヌコタン&わかさぎ丼。R241へ戻りアイヌコタンに到着です。アイヌコタンはその名の通り、アイヌ=人間、コタン=村 を意味するアイヌの文化や伝統に触れられる非常に貴重な所でもあります。お土産屋、雑貨屋が並ぶメインストリートにはアイヌの守り神ムックリがあちらこちらにあり、その制作現場も見ることが出来ます。一件の土産屋で彫りのペンダントを気に入って買ったのですが、その場で彫刻刀のような刃物で名前を入れてくれました。ほんの30秒ほどです。スゴイ技ですね。感動!

アイヌコタンのメインストリート

こんなのがいっぱいあります。

 さて、そろそろ腹も減ってきてわかざぎ丼タイムです。天麩羅の老舗「奈辺久」へ向かいます。簡単な観光地図をもとに探すこと10分。ありました。そして毎度のUターンです。緩い登り坂でUターンを済ませ、よっしーはどうかな?と思い後ろを見たら「ゴロン」ん?なんで腹が見えてる?あ、タイヤも空回りしてる・・・ってか、立ちゴケか(汗)慌ててバイクを止めて取りあえずバイクを起こし、安全な場所へ。

 エンジンはすんなり掛かる。ですが、シフトレバーが曲がってチェンジできない。ん〜どうするべぇ?取りあえずで考えようと「現実逃避」。ですが店は昼時で満席。結局、店の前で工具を広げ、あの手この手で曲げ曲げ〜若干あさっての方向向いてますがま、オッケー。で満席も解消されて一石二鳥。さあ、わかざぎ丼のお出ましです〜

 数ある天麩羅メニューの中からワカサギ丼を注文。待つこと20分、わかさぎ丼のお出ましです〜つーか、「わかざぎ丼様」と「様」を付けたくなるような大盛りわかさぎの天麩羅に圧倒されつつまずは一口「ん〜んまぁ〜い!」かくして疲れと緊張で、半分ほど残したよっしーのワカサギ丼様も平らげ、満腹度130%のオイラでした。やはりココでも・・・「恐るべし!北海道!美味いぞ!わかざぎ丼様〜!!」


少ししか見えませんが・・・(汗)
 大量のわかさぎで満たされたお腹を満たす満足感、ホントは軽く食って「エゾ鹿バーガー」ってのがあるらしく、それが食べたかったんですが撃沈。R241へ戻り弟子屈(てしかが)へと向かいます。

 途中、「双湖台」という展望台で休憩。ここからは「上の湖=ペン
ケトウ」「下の湖=パンケトウ」が見えます。なかなか雄大な景色です。ココにも自然がぁ〜って感じですね。(ちなみにパンケトウは北海道の形なんですョ)
 「双湖台」を後にR241、弟子屈の町?からR391へ。本日の台風避難小屋?「ましゅまろ」へ向かいます。ここはGANちゃんおすすめの「とほ宿」でして、へ?「とほ宿」って何?って?簡単に説明すると

「男女別相部屋、2食付き、布団付き、風呂付き(もある)」

っていう旅人の為の民宿でして、とにかくリーズナブルに心地よく泊まれる宿のことなのです。こうしたとほ宿はあちこちにありその名も「とほ」という紹介雑誌で紹介されております。

 さて、話それましたがましゅまろ着。とりあえず荷物を部屋へ。オイラは電話で個室の予約をしてあったので(忙しい時期は取れないこともあります)のーんびり。取りあえず温泉でも行こう!って事で川湯温泉つつじの湯へ。

 町営の銭湯らしくリーズナブルでそこそこ綺麗。ゲストも居なく湯ったりタイム。で、5時にはましゅまろに戻り晩ご飯。

 9時から「カンパ制の飲み会」があるというのでプチ期待☆タバコを吸ったりのんびり過ごし他のライダーといろいろ話を…で、9時からお酒タイム!オーナーが浸けた猿梨(こくわ)の焼酎!美味しかったぁ〜で、12時頃就寝。台風大接近!今夜から雨らしい・・・・どうする!?



Today's Touring Data ツーリングデータ
本日の費用 Total 17122円
食費
ワカサギ丼 1400
コンビニ ビール 400

ガソリン代
高速 池田 900
足寄 ホクレン 10.7 1247

宿
ましゅまろ 9600

その他の費用
六花亭 375
土産 3200
本日の走行距離 272km/810km


北海道ツーリング Quick Access
北海道Topヘ
前の日へ
序 章 8/15 16 17 18 19 20 21
準 備 22 23 24 25 26 27 28 次の日へ
DATA 29 30 31 9/1 2 3 4